2017年10月16日月曜日

■献血ポリグロビンN10%静注の特徴

 献血ポリグロビンN10%は、IgG(人免疫グロブリン)濃度が、献血ポリグロビンN5%の2倍の製剤です。
 同量のIgGを投与する場合、5%製剤と比べて10%製剤は投与量が1/2となるため、循環負荷の軽減に繋がります。また、投与にかかる時間も短縮でき、患者さんのQOL向上に貢献されます。


■高P血症の原因疾患

腎臓からのPの排泄低下
・腎不全
・副甲状腺機能低下症
・偽性副甲状腺機能低下症
・末端肥大症
・甲状腺機能亢進症
・腫瘍による石灰化

Pの過剰摂取
Pを含有する便秘薬の服用
Pの静脈内投与
・ビタミンD製剤による腸管からのPの過剰吸収

Pの細胞内外での分布変化
・細胞破壊
・腫瘍融解症候群
・悪性症候群
・横紋筋融解症
・呼吸性アシドーシス
・糖尿病性ケトアシドーシス