2017年8月25日金曜日

■麻薬の投薬期間制限≪投薬量又は投与量が14日分を限度とされている麻薬一覧:2017.7≫

≪投薬量又は投与量が14日分を限度とされている麻薬一覧:2017.7
・アブストラル舌下錠100μg、200μg、400μg
・アヘン末
・アヘン散
・アヘンチンキ
・イーフェンバッカル錠50μg、100μg、200μg、400μg、600μg、800μg
・オキファスト注10mg、50mg
・オピスタン原末
・コカイン塩酸塩原末
・タペンタ錠25mg、50mg、100mg
・ドーフル散
・ナルサス錠2mg、6mg、12mg、24mg
・ナルラピド錠1mg、2mg、4mg
・パビナール注
・パンオピン
・メサペイン錠5mg、10mg
・メテバニール錠2mg



2017年7月30日日曜日

■薬学におけるT1/2(半減期)とは!?

 薬学における半減期とは、薬成分の血中濃度が半減するまでの時間のことを指します。血中(濃度)半減期、消失半減期とも言い、文章上では、T1/2あるいはt1/2T-half と表記されることもあります。

  一般に成分の血中濃度が最高値の半分以下になると離脱症状が出やすくなることから、薬が生体に作用する(体内動態)時間の目安とされているが、薬の血中濃度が下がる時間と言うのは個人差や環境(発汗や運動、飲食など)による差異が大きく、あくまでも目安に過ぎません。

  薬を飲んだ瞬間を0時間とした場合、薬成分の血中濃度はある程度の時間が経過した後に最高血中濃度 (Cmax) に達します。Cmax にいたるまでにかかる時間を最高血中濃度到達時間 (Tmax) と呼び、その後は一般に、薬成分の血中濃度は徐々に低下していきます。この血中濃度が低下していく過程において、ある時点の濃度から濃度が半減するまでにかかる時間が半減期 (T1/2) です。血中濃度が下がる理由はほとんどの場合、肝臓などで代謝されたり尿や便で排出されるためです。