2017年5月9日火曜日

■輸液事故の発生要因

医療現場では、インシデント・アクシデントの最も多い項目は薬剤に関するものである。
要因は患者側・医療者側に大別されるが、医療者側の要因は下記によるものが多い。

1.知識不足
薬理作用、使用目的、効果、副作用などの薬剤の性質に対する知識不足

2.不適切な看護技術
注射時の誤り、点滴機材操作の誤り、看護技術の未習得

3.不注意によるミス
確認不足(患者の間違い、薬剤の種類違い、与薬忘れ、滴下の速度違いなど)

4.倫理的問題
・医師の患者説明における不備
・医師の指示内容に対する確認作業の怠り

5.看護管理の問題
・期限切れの薬剤や紛らわしい薬剤による事故、輸液中の転倒による事故
・看護師自身の健康状態によるミス
・医療チームの連携の不備



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2017年5月8日月曜日

■献血ノンスロンの投与速度は!?

成人では、100単位/(2ml/)の投与速度で投与する。
例えば、成人のDIC症例に1500国際単位(30)を投与する場合は、1530分の投与でOKです。
【用法・用量の抜粋】
本剤瓶を添付の注射用水(献血ノンスロン500注射用は10ml、献血ノンスロン1500注射用は30ml)で溶解し、緩徐に静注もしくは点滴静注する。




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