2016年8月24日水曜日

■ルンバールとは!?

ルンバールは、腰椎部で行う脳髄液採取または検査のことであり、一般的には『腰椎穿刺』と言います。背中から腰椎と腰椎の間に針を刺し、脊髄くも膜下腔に存在する髄液を採取する手技であり、主に髄膜炎・脳腫瘍・くも膜下出血などの診断・検査に行います。
穿刺後に髄液の圧力を計り、糖や細胞数、蛋白などの各種データを測定するために56ml程度の髄液を採取しますが、この手技は難しいものではなく、15分~20分程度で終わる簡単なものです。
しかしながら、侵襲を伴う検査であるため、穿刺箇所や穿刺深度により合併症を発症することもあります。また、髄液を採取することで、髄膜や神経、静脈が下方に牽引され、鈍い頭痛を伴うことがあります。



                              










2016年8月23日火曜日

■タキソール(パクリタキセル)注射液のアルコール含量

タキソール注は、製剤の約半量が無水エタノールです。
すなわち、30mg/5mlの製剤では約2.5ml、100mg/16.7mlでは約8.4mlが無水エタノールです。
無水エタノール1mlは、ビール約20mlのアルコール量に相当します。




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