2015年6月5日金曜日

■脳を安心させる言葉と脳を不安にさせる言葉

脳が安心するのは、具体的な行動がイメージできる言葉。
反対に脳を不安にさせるのは、具体的な行動がイメージできない言葉。
例えば、『うまく話したい』『緊張したくない』『あがらずに話したい』『失敗したくない』など、よく使ってしまいがちなこれらの言葉は、具体的な行動がイメージできない言葉の典型である。
こうした言葉で自分に言い聞かせようとすればするほど、『どうすればいいんだ!?』と脳内の不安感は強くなってしまいます。

『行動』とは何でしょうか!?
例えば、『○○さんに話しかける。』というのは、大きな行動です。
この大きな行動は、○○さんに『言葉をかける』『できるだけやさしい口調にする』『表情は笑顔で』『ハキハキ発音しながら』『やや高めの声で』『ゆっくりと話しかける』など、『』で示したようなたくさんの小さな行動が集合して実現します。

▽何をすれば良いのか、具体的な行動を明確にすること!!
この小さな行動の一つ一つを捉え、変えることで大きな行動の問題解決に役立てていけばよいのです。
ポイントは、『どこを』や『何をすれば』などの疑問詞で考えることです。
こうすることで具体的行動の言葉が見つけやすくなります。

例えば、あがり症になると、誰でも『うまく話したい』と考えると思います。
しかし、『うまく話したい』というのは具体的な行動の言葉ではありませんので、このような時に、『うまく話すために、何をすればよいか。』という疑問詞を使って考えてみるのです。
そうすると、『ゆっくり話せばいい』とか『大きな声で話そう』とか『口を大きく開いて、はっきり発音しよう』など、自分に必要な行動が具体的に浮かんできます。
自分が取るべき行動が明確になることで、不安と緊張感でいっぱいの脳内に少しだけ安心感の空間が生まれます。



≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師

2015年6月4日木曜日

■バイオ製剤とは!?≪関節リウマチ治療薬≫

バイオ製剤とは、バイオテクノロジーという技術を使って開発された関節リウマチの治療薬です。

≪TNFの働きを抑える≫
▽エンブレル
・皮下注射
・週に1~2回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽ヒュミラ
・皮下注射
・2週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽シムジア
・2週に1回投与(症状安定後は4週毎でも可)
・皮下注射
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽シンポニー
・4週に1回投与
・皮下注射
・自己注射不可、医療機関での投与

▽レミケード
・初回投与後、2週間後投与、6週間後投与、以降8週毎投与(場合により、4週毎)
・約1~2時間点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与

≪IL-6の働きを抑える≫
▽アクテムラ
・皮下注射製剤と点滴注射製剤がある。
【皮下注射製剤】
・2週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)
【点滴注射製剤】
・4週に1回投与
・約1時間点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与

≪T細胞の活性化を調節する≫
▽オレンシア
・皮下注射製剤と点滴注射製剤がある。
【皮下注射製剤】
・1週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)
【点滴注射製剤】
・初回投与後、2週間後投与と4週間後投与、以降4週毎投与
・約30分点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与



≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師

2015年6月3日水曜日

■0.5%脊麻用マ-カイン(一般名ブピバカイン)の特徴

≪特徴≫
 ・神経毒性が少ない。
 ・高位まで麻酔が及んでも血圧低下の程度が軽く、呼吸抑制を起こしにくい。
 ・高比重と等比重の2剤があり使い分けができる。
≪等比重製剤と高比重製剤を同じ投与量、同じ部位から、同じスピード(0.2ml/秒)で注入すると≫
 ▽作用発現までの時間
 等比重<高比重
 ※高比重は約30分後に痛覚消失レベルがピークに達するが、 等比重では約60分かかる。

▽痛覚遮断域の広さ
 等比重<高比重

▽麻酔の広がりのバラつき
 等比重>高比重
 ※高比重の方がばらつきが少ない。

▽作用持続時間
 等比重>高比重
※3mlをL3/4から注入すると、T10の痛覚遮断時間は高比重2時間、等比重3時間との報告がある。
※高比重3mlによる腰麻では、痛覚域の2分節下降時間は約90分。完全に麻酔から回復するには約6時間との報告がある。

▽高比重は体位による麻酔レベルの調整が可能である。

▽血圧は高比重の方が低下しやすい。
 ※麻酔の広がりがよく、作用発現が早いため。



≪相互リンク≫にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師

2015年6月2日火曜日

■自律神経障害による除脈の5+α病態⇒ABCDE+JPN

・A:アミロイドーシス
・B:BUN上昇(尿毒症)
・C:Collagen(膠原病)
・D:Diabetes mellitus(糖尿病)
・E:ETOH(アルコール)
・+:toxin(神経毒)
・J:Jaundice(黄疸を伴う肝障害)
・P:Parkinson病の一部(レビー小体やシャイ・ドレガーなど)
・N:Neoplasm(悪性腫瘍)



≪相互リンク≫にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師

2015年6月1日月曜日

■EPAを配合した栄養機能食品:プロシュア→炎症の調整を目的とした配合組成(EPA)

プロシュア240ml/1パック:キャラメル味

≪販売メーカー≫
Abbott

≪栄養成分表≫


栄養成分

1パック(240ml)

エネルギー(kcal)

300

たんぱく質()

16.0

脂質()

6.1

EPA(mg)

1056

炭水化物(食物繊維・FOS含む)()

49.0

食物繊維()

2.3

フラクトオリゴ糖()

2.6

-カルニチン(mg)

24

ビタミンA(μgRE)

324

β-カロテン(μgRE)

168

ビタミンD(μg)

4.1

ビタミンE(mgα-TE)

48

ビタミンC(mg)

103

ビタミンB1(mg)

0.60

ビタミンB2(mg)

0.70

ビタミンB6(mg)

0.82

ビタミンB12(μg)

1.2

葉酸(μg)

406

ナイアシン(mgNE)

6.0

パントテン酸(mg)

2.6

ビオチン(μg)

12

ナトリウム(mg)

360

カリウム(mg)

480

塩素(mg)

365

カルシウム(mg)

355

リン(mg)

252

マグネシウム(mg)

101

亜鉛(mg)

6.0

★プロシュアを12パック飲むことで、
▽EPA(エイコサペンタエン酸)2gを摂取できます。
魚油に含まれるEPAは、炎症を調整し、たんぱく質の分解を抑える効果があるといわれています。

▽たんぱく質を32g摂取できます。
人の体を構成する主成分であるたんぱく質を効果的に摂取、筋肉組織の合成をサポートします。

▽エネルギー600kcalを摂取できます。
効率よくエネルギーを補給することができます。

12パックが目安量

★プロシュアで、効果的なEPA摂取を!!
EPA(エイコサペンタエン酸)は魚油に含まれる脂質の一種で、炎症調整作用やたんぱく質分解抑制作用などで注目されている栄養素です。
12gのEPA摂取により、炎症を調整し、体重減少や体力の低下を予防することが明らかになってきています。
このEPA必要量2gは、鯖の切り身3切れorイワシ34尾に相当します。
プロシュアに配合されているEPAは、イワシから抽出した魚油を使用しています。



≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師