2015年6月4日木曜日

■バイオ製剤とは!?≪関節リウマチ治療薬≫

バイオ製剤とは、バイオテクノロジーという技術を使って開発された関節リウマチの治療薬です。

≪TNFの働きを抑える≫
▽エンブレル
・皮下注射
・週に1~2回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽ヒュミラ
・皮下注射
・2週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽シムジア
・2週に1回投与(症状安定後は4週毎でも可)
・皮下注射
・自己注射可能(自宅でも投与可能)

▽シンポニー
・4週に1回投与
・皮下注射
・自己注射不可、医療機関での投与

▽レミケード
・初回投与後、2週間後投与、6週間後投与、以降8週毎投与(場合により、4週毎)
・約1~2時間点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与

≪IL-6の働きを抑える≫
▽アクテムラ
・皮下注射製剤と点滴注射製剤がある。
【皮下注射製剤】
・2週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)
【点滴注射製剤】
・4週に1回投与
・約1時間点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与

≪T細胞の活性化を調節する≫
▽オレンシア
・皮下注射製剤と点滴注射製剤がある。
【皮下注射製剤】
・1週に1回投与
・自己注射可能(自宅でも投与可能)
【点滴注射製剤】
・初回投与後、2週間後投与と4週間後投与、以降4週毎投与
・約30分点滴注射
・自己注射不可、医療機関での投与



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2015年6月3日水曜日

■0.5%脊麻用マ-カイン(一般名ブピバカイン)の特徴

≪特徴≫
 ・神経毒性が少ない。
 ・高位まで麻酔が及んでも血圧低下の程度が軽く、呼吸抑制を起こしにくい。
 ・高比重と等比重の2剤があり使い分けができる。
≪等比重製剤と高比重製剤を同じ投与量、同じ部位から、同じスピード(0.2ml/秒)で注入すると≫
 ▽作用発現までの時間
 等比重<高比重
 ※高比重は約30分後に痛覚消失レベルがピークに達するが、 等比重では約60分かかる。

▽痛覚遮断域の広さ
 等比重<高比重

▽麻酔の広がりのバラつき
 等比重>高比重
 ※高比重の方がばらつきが少ない。

▽作用持続時間
 等比重>高比重
※3mlをL3/4から注入すると、T10の痛覚遮断時間は高比重2時間、等比重3時間との報告がある。
※高比重3mlによる腰麻では、痛覚域の2分節下降時間は約90分。完全に麻酔から回復するには約6時間との報告がある。

▽高比重は体位による麻酔レベルの調整が可能である。

▽血圧は高比重の方が低下しやすい。
 ※麻酔の広がりがよく、作用発現が早いため。



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