2013年12月6日金曜日

■DPP-4阻害薬

dipeptidyl peptidase-4(DPP-4) は、DPP-4阻害薬の登場によって注目されている酵素です。
ヒトが食事によって炭水化物や脂肪を摂取すると小腸からグルカゴン様ペプチド1(GLP-1) 、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)等のインクレチンと呼ばれるホルモンが分泌され、これらがすい臓からのインスリン分泌を促します。
DPP-4とは、生体内でGLP-1やGIPを分解する酵素です。
DPP-4阻害薬は、このDPP-4によるインクレチンであるGLP-1とGIPの分解・不活化を阻害することによって、内因性GLP-1・GIPの血中濃度を高め、インスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することによって血糖低下作用を示す薬剤です。


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2013年12月4日水曜日

■2012年国内医療薬市場:糖尿病治療薬

1位DPP-4阻害薬ジャヌビア(743億9300万円:41.2%増⇒約217億円増)
2位DPP-4阻害薬グラクティブ(370億4900万円:33.8%増⇒約94億円増)
3位DPP-4阻害薬ネシーナ(299億8800円:186.55増⇒195億円増)
*DPP-4阻害薬エクア(178億9000万円:110.9%増⇒約94億円増)
◇α-GI ベイスン(237億600万円:24.4%減)
◇TZD アクトス(229億9100万円:44.7%減)
◇SU薬 アマリール(167億4800万円:27.9%減)
◇持効型インスリンアナログ製剤 ランタス(183億3500万円:17.9%増)


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