薬剤師の話
病院で働いている薬剤師が、薬や医療についての情報などを配信していきます。 講演や執筆依頼などは、rodvmaj@yahoo.co.jpまで気軽にご連絡ください。
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NST
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2017年11月13日月曜日
■『高齢患者』・『意識障害のある患者』・『小児患者』・『在宅』の輸液管理のポイント
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■『高齢患者』の輸液管理のポイント ・高齢者では、知覚感覚の低下によって血管外に漏れていても痛みを訴えない場合や、医療者に遠慮して異常を感じても訴えない場合がある。このため観察を十分に行う。 ・輸液側の腕の動かしてよい可動域を説明する。 ・ベッドから立ち上がる際...
2016年10月10日月曜日
■輸液剤のK投与基準
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▽濃度: 40 mEq / L以下 ( 末梢静脈投与 ) ▽速度: 20 mEq / 時以下 ▽投与量: 100 mEq / 日以下 ▽尿量: 0.5 ml / kg / 時以上を確保 ▽副腎機能不全、抗アルドステロン剤投与時は、急激な...
2015年10月15日木曜日
■半固形化栄養剤を投与中の患者さまへの白湯(水分)投与のタイミングは!?
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液体経腸栄養剤では、栄養剤投与後に引き続いて白湯の投与が行われます。 しかし、短時間注入法での水分補給は、白湯を固形化栄養剤の投与直後に投与すると、半固形の利点が少なくなってしまいます ( 逆流、漏れなど ) 。 一般的に液体は 30 分ぐらいで半量以...
2015年10月13日火曜日
■半固形化栄養剤を使用した場合のフラッシングは!?
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こべりついた半固形化栄養剤は、通常のフラッシュだけでは、洗浄できにくいです。 ゲル化した水 ( PGウォーターなど ) をチューブに通すことで、付着した半固形化栄養剤がきれいに洗い流されます。 ≪相互リンク≫ 薬剤師のメモ帳 にほんブログ村:薬・薬...
2015年9月4日金曜日
■NSTの基礎的考え方
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■例えばこんな症例 ・NPO(絶食)でソルデム3A500mlを1日3本投与されてる患者様。 ・ソルデム3A 500ml×3=258kcal。 ・あなたなら1日にこれだけのカロリーで元気になりますか? ・ちなみにソルデム3Aには、アミノ酸が入っていません。これで血清Alb値...
2015年9月2日水曜日
■経口補水療法と経口補水液について
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■熱中症を甘くみてはいけません。 大切なことは、暑熱環境下では熱中症は誰にでも起こり得るということです。 Ⅰ度の症状≪大量の発汗、めまい・立ちくらみ、筋肉痛・筋肉の硬直...
2015年6月23日火曜日
■脱水ってどういう状態!?
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■体にとって、大切な水 人間にとって水は生きていくうえで、酸素についで重要な物質です。 【水の役割】 ・栄養素や酸素を運ぶ。 ・老廃物を排泄する。 ・体温を調節する。 ... ・体のさまざまな機能を維持する。 ※体から水分が不足して『脱水』になる...
2015年6月22日月曜日
■必要たんぱく質量の計算は!?
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【必要たんぱく質量の計算は!?】 ・健常人では、0.8~1.0g/kg/day ・侵襲(ストレス)状況化では、 1.0~1.5(2.0)g/kg/day ・体重60kgなら1g×60kg=60g必要 その患者さんに褥瘡があれば、60×1.2~1.3=72~78g必要...
■栄養指標としてのアルブミンの 有用性は!?
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【栄養指標としてのアルブミンの 有用性は!?】 ①半減期が約21日分 ②高齢者では低下傾向 ③病態によっても低値になる ④急速輸液などによる希釈により低下 ⑤脱水により高値 アルブミンは、非常に有効な栄養指標ですが、 患者さんの状態をみながら評価 していかなければいけ...
2013年11月28日木曜日
■20%イントラリポス100mlの熱量(カロリー)の計算の仕方は!?
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脂肪は1gが燃焼すると 9kcal の熱量を発生します。 20 %イントラリポス 100 ml、添付文書には熱量約 200kcal と記載されています。 20 %イントラリポス 100 mlの脂肪の量は、 100 × 0.2と計算すると ⇒ 20 gとなります。 脂...
2013年10月16日水曜日
■口腔ケアをしましょう!!
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歯垢1g当たり1億匹の菌がいます。 ⇒それを誤嚥すると誤嚥性肺炎になります。 ・口腔ケア不足の患者様で、熱発などした場合、抗生剤の投与をしなくても、補液+口腔ケアで良くなるケースがあります。 ▽オキシドール希釈液⇒舌苔除去用 ▽バウロ・グリセリン液⇒口腔乾燥用 ■ にほん...
2013年10月15日火曜日
■経管栄養:むやみに絶食にしない!!
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いろいろな考え方がありますが、一つの考え方として読んでいただければと思います。 【経管栄養:むやみに絶食にしない!!】 ・絶食にするのなら少量ずつだけでも投与しておけばどうでしょう!? ・少量ずつなら誤嚥しにくいでしょ。 ・絶食(NPO)から注入再開となれば、下痢したり...
2013年10月14日月曜日
■ハーフ食
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食欲のない患者様に全量摂取は無理だし、量の多さに食欲がますます失せてしまうのではないか、また特別食なので、塩分が制限され嗜好に合わないので、半分しか食べないのではないか、どうせ半分しか食べないのなら、塩分は普通にしていいのではないか等の意見からハーフ食が生まれました。 ...
2013年10月12日土曜日
■エンシュアリキッド1000mlの水分量は!?
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Q)エンシュアリキッド1000mlの水分量は!? A)850ml(実際は、852ml) 追加として白湯約150ml程度を投与すればいいと考えることができます。 ※経管栄養剤の水分量:全体量のだいたい80~85%程度しか水分は入っていません。 ■ にほんブログ...
2013年10月10日木曜日
■Refeeding Syndromeとは!?
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【Refeeding Syndrome】 長期間栄養不良状態が続いている患者(神経性食思不振症など)に積極的な栄養補給を行うことにより、 低リン血症 を来し、発熱、痙攣、意識障害、心不全、呼吸不全などが現れる。 栄養補給開始直後ないし4~5日後に発症 する。血中リン濃度を測定す...
2013年10月8日火曜日
■2010年4月より、 栄養サポートチーム加算 (NST加算)が 新設されました。
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■栄養サポートチーム加算 ▽対象患者:7対1入院基本料または10対1入院基本料届出病棟に入院している栄養障害を有する患者 ①栄養管理実施加算に係る栄養スクリーニングの結果、血中アルブミン値が3.0g/dl以下であって、栄養障害ありと判定された患者 ②経口摂取または経腸栄養への移行...
2013年10月7日月曜日
■輸液に何kcal含まれているかご存知ですか!?
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・ソルラクト:500ml ⇒0kcal ・ソルデム1:500ml ⇒52kcal ・ソルデム3A:500ml ⇒86kcal ・ソルデム3AG:500ml ⇒150kcal ・生理食塩液:500ml ...
■高カロリー輸液の略称:IVH!?TPN!?
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高カロリー輸液は、日本語でも経静脈栄養法、中心静脈栄養法など、さまざまな呼び方があります。略語としてはIVHを用いているほうが多いと思いますが、これを用いているのはなんと世界中で日本だけなのです。世界共通に高カロリー輸液の呼称はTPNなのです。 IVH〔Intravenou...
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