2022年2月2日水曜日

■眼内真菌炎症について DI情報:2021年9月1日

抗真菌剤によって、硝子体への移行性が異なるため注意。

・フルコナゾール:6985

・イトラコナゾール:約4

・ボリコナゾール:約53

・ミカファンギン:0.46

・カスポファンギン:検出不可

・アムホテリシンB:約15



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2022年2月1日火曜日

■胃切除、胃全摘患者では、胃酸分泌低下する。 DI情報2021年8月25日

貧血を起こしやすくするため、鉄剤で補正する必要あり。
鉄剤には、徐放性製剤と非徐放性製剤がある。
・徐放性製剤⇒胃酸がないと効果なし、胃切除者に不適。
・非徐放性製剤⇒胃酸分泌低下しててもOK。胃切除者でも有効性あり。
フェロミア(クエン酸第一鉄)は、酸性から中性の広いpH域で溶解する低胃酸状態でもよく吸収する。


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2022年1月31日月曜日

■周術期の降圧剤について DI情報2021年8月24日

 術前の降圧剤を継続することによって、麻酔中の低血圧が発生する頻度が上昇するが、

一方で、術後早期の高血圧頻度を減少させる⇒継続or中止、どちらでも可。

・Ca拮抗剤・・・継続でOK

・ACEI、ARB・・・血圧低下に加え腎障害に注意

・利尿剤・・・脱水、腎障害に注意

・β遮断薬・・・継続でOK(不整脈リスクを減少させる)

  ⇒ただし、手術前7日以内に新たに薬剤開始した場合、徐脈や脳卒中、死亡リスクが増加したとの報告あり。



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2022年1月28日金曜日

■石灰乾燥剤の誤飲について DI情報2021年8月19日

口の潰瘍、舌のびらん、喉の痛みを訴えておられる。

腐食性の食道炎疑い、腐食性口内炎と病名つけられていた。

処置法:催吐禁忌、胃洗浄・粘膜保護剤(アルロイドG、牛乳)、下剤(マグコロールP)、対症療法(抗生剤、ステロイド剤...etc)

眼に入った場合、充血浮腫などおこり、最悪失明に至る。洗浄とヒアルロン酸点眼液で処置を行う。


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2022年1月27日木曜日

■腫瘍崩壊症候群(TLS) DI情報2021年8月12日

高尿酸血症、高カリウム血症、高リン血症のうち、2つ以上の異常が、化学療法開始3日前~開始後7日以内に認められた場合、laboratory TLS(LTLS)と診断される。
通常12~72時間以内に発症。
それに先立ち、高カリウム血症が出現することが多い(6~72時間)。

≪治療法・予防法≫
①水分負荷、利尿
②アロプリノール(適応外)、フェブキソスタット60mg投与
③高Kへの対処
④ラスブリカーゼ投与

≪推定原因医薬品≫
イマチニブ、リツキシマブ、カペシタビン、スニチニブ、ドセタキセル、ゲムシタビン、ベバシズマブetc


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