2018年11月12日月曜日

■インフルエンザの治療薬にはどのようなものがありますか!?

インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウィルス薬があります。
¢オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル等)
¢ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
¢ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
¢ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
¢アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)(A型にのみ有効)
¢バロキサビルマルボキシル(商品名:ゾフルーザ)
 ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。
 また、アマンタジンは、ほとんどのインフルエンザウィルスが耐性を獲得しており、使用の機会は少なくなっています。
 抗インフルエンザウィルス薬の服用を適切な時期
(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常12日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用のためには用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。





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2018年11月11日日曜日

■インフルエンザの治療は、どのように行われるのですか!?


¢症状や検査結果などからインフルエンザと診断された場合、インフルエンザの治療薬(抗ウィルス薬)を処方してもらえます。内服薬(5日間または1回のみ)注射薬(1回注射)粉末状の吸入薬2種類(5日間または1回のみ)があり、発症後48時間以内に薬を始めることが重要です。これにより、解熱時間の短縮に効果が期待されます。どの薬にするか主治医とよく相談してください。




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■インフルエンザの検査は、いつ行うのが良いですか!?


¢治療との関連から、発症後から48時間以内のインフルエンザ増殖時期に検査をする事が強く望まれます。ウィルス量は発症から2448時間ぐらいにピークとなり、検査の検出率も高くなりますが、発症後間もない場合は、患者さんによってはウィルス量が十分でなく、検査キットの検出限界以下となり陰性となる場合があります。

¢なお、検査結果は万能ではなく、流行時期と症状からインフルエンザが強く疑われる際には、治療を優先することも必要です。




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■インフルエンザの診断はどのように行うのですか!?


¢インフルエンザの診断は、今では診療の現場で検査し、すぐに結果を得ることが可能です。検査方法は、インフルエンザの疑いがある人の鼻、または喉の粘膜を綿棒で軽くこすって採取したものを診断キットで検査します。結果が出るまでの時間はだいたい10分~15くらいです。

¢現在、インフルエンザには治療薬もありますので、検査結果が素早くわかることは、大きなメリットです。

¢特に流行時期には症状のみだけでも、70%診断可能とされています。




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2018年10月23日火曜日

■医薬品の開発コストは、いくらぐらいかかるのですか!?

・先発医薬品
 1000億円ぐらい

・バイオシミラー医薬品
 200~300億円ぐらい

・後発医薬品
 1億円ぐらい



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