2018年5月4日金曜日

■ハンプと配合変化を起こす薬剤を側管から投与してもよいですか!?

 メインルート内で配合変化が起きる可能性があります。
 配合変化が確認されている薬剤は、側管から投与することは避け、別ルートから投与してください。
 配合変化が確認された薬剤の中には、配合直後から変化を示した薬剤があります。

参考:第一三共医薬品情報提供


≪相互リンク≫
薬剤師の話
病院薬剤師日記
旧病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ

2018年4月20日金曜日

■ロキソニン外用剤を妊婦に投与できますか!?

妊娠中の使用に関する安全性は確立していない為、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。
なお、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告があります。

参考:第一三共医薬品情報提供


≪相互リンク≫
薬剤師の話
病院薬剤師日記
旧病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ

■デノタスを分包することは可能ですか!?

湿度及び光により影響を受けるため分包して処方することは避けてください。
苛酷試験の結果、シャーレ開放25℃、75%RH1週間のデータにおいて1日目以降、性状及び硬度の品質低下が認められおり、シャーレ開放60万lx・hrの条件においては、コレカルシフェロールの含量低下が認められています。

参考:第一三共医薬品情報提供


≪相互リンク≫
薬剤師の話
病院薬剤師日記
旧病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ

■ER型救急医療とは!?

 ERはemergency roomの略で,救急室,あるいは救急外来を意味する言葉である。近年,本邦では,従来の救命救急センターを主体とした3次救急医療に対して,ER型救急医療が注目されるようになり,『ER』がER型救急医療の意味に使用されることが多くなった。本来,ER型救急医療は北米型救急医療モデルのことであり,以下の特徴を有する。
①重症度,傷病の種類,年齢によらずすべての救急患者をERで診療する,
②救急医がすべての救急患者を診療する,
③救急医がERの管理運営をおこなう,
④研修医が救急診療する場合には,ERに常駐する救急専従医(attending emergency physician)が指導をおこなう,
⑤救急医はERでの診療のみを行い,入院診療を担当しない。
北米と医療体制の異なる本邦では,厳密に北米型救急医療モデルを遂行している医療施設は少ない。このため,医療施設によって上記の一部を満たすさまざまな診療形態がER型救急医療と呼称されている。



≪相互リンク≫
薬剤師の話
病院薬剤師日記
旧病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ

■ER型救急システムとは!?

 ER型救急システムとは、北米のER(ED: emergency department)で行われている救急システムを参考に作られたため『ER型』と名付けらました。基本的に全ての救急患者に対応する救急初期診療型で、ERで働くERドクター(ER専門医)は全ての科の初期診療を行います。また、walk inの患者にはトリアージナースが対応し、緊急性があるかないかの判断を行います。緊急性があると判断されれば、救急車で来院の患者同様、ERドクターの診療を緊急に受けることとなります。ERドクターは初期診療後、入院が必要な患者は全てその担当科に振り分け、入院患者や手術には基本的には関与しません。ERドクターが行う救急初期診療とは、診断・初期治療・advanced triage(disposition)をさします。ちなみに、advanced triage(disposition)とは、救急患者の方向性のことで、具体的には、帰宅させるのか入院させるのか、入院させるのならどの科にどの時点で話を持っていくかの判断のことです。



≪相互リンク≫
薬剤師の話
病院薬剤師日記
旧病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ