2015年5月28日木曜日

■褥瘡治癒過程における栄養素と欠乏症




治癒過程

栄養素

欠乏症

炎症期

炭水化物

たんぱく質

白血球機能低下

炎症期の遷延

増殖期

たんぱく質・亜鉛

銅・ビタミンA・ビタミンC

線維芽細胞機能の低下

コラーゲン合成機能低下

成熟期

カルシウム

ビタミンA

亜鉛・ビタミンA

コラーゲン架橋結合不全

コラーゲン再構築不全

上皮形成不全



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2015年5月27日水曜日

■インスリン治療:BOT(Basal Supported Oral Therapy )とは!?

今、服用している飲み薬をそのままで続けながら『持効型』と呼ばれる効果が長く続くインスリンを1日1回だけ注射するインスリン治療法をBOT(Basal Supported Oral Therapy )といいます。
飲み薬と持効型インスリンの効果を合わせて血糖値を下げる方法です。
血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者さんでは、食後の高血糖だけでな空腹時の血糖値も上昇しています。このため空腹時高血糖が1日の血糖の推移を押し上げ、食後の血糖値が上昇する原因となっています。
持効型インスリンを補充して、空腹時の高血糖を改善することで、全体の血糖の推移が低下し、糖毒性(高血糖の状態によってインスリンの分泌が阻害されたり、インスリンの感受性が低下する状態)が改善され、本来の膵臓の機能が回復してくると食後高血糖の改善にも繋がります。

BOTとは、インスリンの追加分泌ではなく、基礎分泌を補うこと。



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■ティーチングとコーチングの違い

≪ティーチング≫
教える側→教わる側
※基本的な業務知識などを教え込む

≪コーチング≫
教える側⇔教わる側
※双方向のコミュニケーションで相手に考えさせ、答えを引き出す



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2015年5月26日火曜日

■ワクチン・抗血清 接種後の献血について

ワクチン予防接種や抗血清(抗毒素)投与後は、一定期間献血に協力することができません。

【24時間献血ができない:不活化ワクチン・トキソイドなど】
・インフルエンザワクチン
・日本脳炎ワクチン
・コレラワクチン
・A型肝炎ワクチン
・肺炎球菌ワクチン
・百日咳ワクチン
・狂犬病ワクチン
・ワイル病秋やみ混合ワクチン
・子宮頸がんワクチン
・破傷風トキソイド
・ジフテリアトキソイド

【4週間献血ができない】
・B型肝炎ワクチン

【4週間献血ができない:弱毒生ワクチンなど】
・黄熱病ワクチン
・ポリオワクチン
・麻疹ワクチン
・おたふくかぜワクチン
・風疹ワクチン
・水痘ワクチン
・BCGワクチン
・腸チフス・パラチフスワクチン

【2ヵ月間献血ができない】
・天然痘ワクチン

【3ヶ月間献血ができない:抗血清(抗毒素)など】
・破傷風
・蛇毒(まむし・はぶ)
・ジフテリア
・ガス壊疽
・ボツリヌス

【1年間献血ができない】
・抗HBs人免疫グロブリンの単独投与、又は、B型肝炎ワクチンとの併用をした場合
・狂犬病ワクチン(動物に噛まれた後の接種)


◆参考:赤十字血液センター



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■人工弁の特徴の比較




 

生体弁

機械弁

素材

ウシやブタの生体組織

チタンやパイロライトカーボンなどの金属

血栓のできやすさ

血栓の心配はほとんどない

弁の周りに血栓ができやすい

耐久性

1020

半永久的

2030

抗血液凝固剤療法

の有無

術後23ヵ月間程度

生涯にわたり必要

その他

以下に該当する患者さんは第一に生体弁の適用を考える。

・妊娠希望の女性

・抗血液凝固剤の服用が困難な人

・消化器系潰瘍、肝機能障害、腎不全のある人

・将来、別の手術を受ける可能性のある人

弁が開閉する際に音がする。



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