2014年5月27日火曜日

■アルジサイト銀:銀含有アルギン酸塩ドレッシング:アルジサイトAg

≪アルジサイト銀≫
銀含有アルギン酸塩ドレッシング
(販売名:アルジサイトAg)
アルギン酸の高い吸収力に、銀イオンの抗菌作用を併せ持つ抗菌性創傷被覆・保護材。
広い抗菌スペクトルを有する銀を含有することで、持続的な抗菌作用を発揮。
創傷の状態に合わせ2タイプから選択可能である。
▼止血促進作用のある抗菌剤
▼ポケットへ充填


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2014年5月24日土曜日

■高リン血症治療剤『リオナ錠250mg』:鉄剤なので、血清フェリチン上昇作用あり

≪販売名≫
リオナ錠250mg

≪有効成分≫
クエン酸第二鉄水和物として250mg含有

≪効能・効果≫
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

≪用法・用量≫
通常、成人にはクエン酸第二鉄として1回500mgを開始容量とし、1日3回食直後に経口投与する。
以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日6000mg(24錠)とする。
※本剤投与開始時または用量変更時には、1〜2週間後に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい。増量を行う場合は、増量幅として1日当たりの用量で1500mgまでとし、1週間以上の間隔をあけて行うこと。

≪特性≫
➀唯一の水溶性金属塩タイプの高リン血症治療剤である。
②主成分は、生体内に多く存在する第二鉄(3価鉄)である。
③血清リン濃度の低下が1週間で認められた。
④副作用:下痢(10.1%)、便秘(3.2%)、腹部不快感(2.5%)、血清フェリチン増加(2.7%)

≪血清鉄・TIBC・TSATの推移≫
リオナ投与量:≦1.5g/日、1.5g<〜≦3g/日、3g<〜≦4.5g/日、4.5g<〜≦6g/日いずれの平均投与量において血清鉄は16週間上昇する傾向があり、TIBCは12週間低下する傾向が認められ、TSATは16週間上昇sする傾向が認められ、以降定常化した。
血清フェリチンは、28週間上昇する傾向が認められ、以降定常化した。
ヘモグロビンは、16週間上昇する傾向が認められましたが、その後28週まで低下し、以降定常化した。➡ヘモグロビン上昇により、ESA投与量を減らすことができている。

≪薬理≫
リオナは、消化管内で速やかに溶解します。溶解した第二鉄は、食事由来のリン酸と結合します。生成したリン酸第二鉄は難溶性であり、そのまま便中に排泄されます。リンの消化管吸収を抑制します。

≪発売日≫
2014年5月12日

≪薬価≫
99.80円/1錠(2014年4月17日)



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